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三重の安心食材

平成20年度「食の安全・安心交流会(第5回)」
午前中はキウイフルーツの栽培に取り組んでみえる宮崎久男さんの圃場見学、
午後からはトマトのハウス栽培に取り組んでみえる有竹政史さんの圃場を見学です。

山を開墾して作られたというキウイを栽培している圃場は現在70アール。広大な広さです。

宮崎さんは素朴さを滲ませながらも

@ 自家製籾殻堆肥による土つくり
A 有機質肥料(鶏ふん、有機配合肥料)の使用により化学肥料の削減
B 天然系農薬を使用することにより化学合成農薬の削減

以上のことに積極的に取り組んで、
平成19年12月3日に「みえの安心食材」に認定された経緯を説明をしていただいきました。

向かって左側が宮崎さん

今まで国産のキウイは小さくてすっぱいと思っていた私は、随分と認識が甘かったんだと思いました。

すごく大きいのです、一個ずつの実が。
自然受粉させてそのままにしておくと小さい実しか成らないので、一個ずつ交配させて実らせるそうです。
この鈴なりのキウイを見て一個ずつ!と驚きました。

品種はヘイワード

キウイの特性として樹に付いたままでは完熟しないので、
収穫してから追熟させてより甘くて美味しいキウイフルーツにして、出荷しているそうです。

午後からのトマトのハウス栽培の面積も70アール、
品種は始めて目にした“感激73”、“ごほうび”う〜ん素敵な名前ですね。
「みえの安心食材」認定は平成20年10月29日

有竹さんの取り組みは土耕栽培基準で

@ 米ぬかなどを使った土つくり、化学肥料の使用を極力抑える
A 化学農薬の使用を低減

※Aのために 、

抵抗性台木利用術(病害に抵抗性のある台木の導入)
訪花昆虫利用術(国産クロマルハナバチ)
太陽熱等利用術(太陽熱消毒)

などの工夫を重ねています。

熱心に説明される有竹さん 台木の茄子の葉が出ている 鈴なりのトマト

有竹さんのお言葉「農家は作るというよりも、育てるという気持ちで栽培しています。
だから小さいときは甘やかさずにビシバシと鍛えています。」つまりは子育てにも通じるかと・・・。

お忙しい中、矢継ぎ早の質問にも丁寧に答えていただきました。本当にありがとうございました。

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