栄野神社えいのじんじゃ 湯立て神事

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毎年1月14日に行われる湯立て神事。熱湯の飛沫を浴びて心身を清め、今年1年の無病息災を願うという。
奇祭といっては失礼かもしれませんが、興味深々で見学させていただきました。

水溜りの氷 栄野神社入り口 境内の灯篭 水溜りの氷

御社の前では昨年の注連縄を焚くためのどんど火が赤々と燃えています。
冷え込んで水溜りが凍っている今、ほっとする暖かさです。
神事のためのお湯が早くも煮えたぎっています。傍では甘酒の振る舞いもあり、有難くいただきました。

栄野神社お社 神事に使われる熊笹

いよいよ神職さんたちの
お出ましです。

昨年の注連縄を清め、お社四方を清めます。

いよいよ神事のクライマックス、相当に熱い飛沫がかかるものと覚悟をしていました、が・・・意外でした。
顔に掛かったのはあったか〜いと思える雫です。釜の中はグラグラでも笹で汲み上げて振り回す間に、温度はかなり下がるのでしょうか。始まるまでは火傷したら困るな〜、とか熱で化繊の服は溶けるかも・・・なんて心配をしてました。
どうも、取り越し苦労だったようです。

神職さんたちは釜の周りを、華麗に舞うようにして笹で熱湯を汲み上げ、集まった氏子たちに降りかけてゆきます。
左端の写真をクリックしてください。


まるでバットを振るように豪快に笹を振ると、飛沫も一段と良く飛びます。すご〜い!!

タップリと飛沫が掛かりご満悦の氏子さん、神事が無事終わりました。11時から約30分間、あっという間の事でした。

帰りに神事に使われた笹と、昔懐かしい堅パンをいただきました。笹は神棚にお祀りするそうです。無い家は玄関へ。
私もタップリと飛沫をいただきましたから、清い心で今年1年無病息災といきたいものです。

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