大注連縄張替え神事

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平成20年9月5日 伊勢市二見町の興玉神社で夫婦岩に掛かる大注連縄(おおしめなわ)の
張替え神事が執り行われました。当日は生憎と曇り空、今にも降り出しそうです。
この大注連縄、遠目には一本に見えますが実は5本の注連縄が掛かっています。
見事に一本のごとく張られています。

正式には年間三回(5月、9月、12月)張り替えられますが、
台風などの荒波にさらされて傷むこともあり、急遽修復作業が行われる事もあるそうです。

めったに見ることの出来ない注連縄の掛かってない夫婦岩。
この神事を見ようと海鳥も一羽、二羽、三羽と集まってきました。

古い注連縄を回収して、下準備も大変です。もう海水も冷たそうです。

天気が悪く海が荒れています。
海底の状態を良くご存知の氏子の方でしょう、濁っていてよく見えない海にロープを持って一人で歩いていかれます。
氏子の皆さんの命綱とも言うべきロープを掛け終わりました。
一本目の注連縄が大勢の人の手送りで、海中で待ち受ける氏子に送られます。

海の中で注連縄を濡らさないように懸命に支える氏子たち。遂に一本目の注連縄が掛けられました。
木遣りにも熱が入り、海に響き渡ります。
2本、3本、4本と順調です。

遂に五本目の注連縄が送られました。

弛みを直して、一本のように見えるよう懸命の作業です。


私も手送りに参加させて頂いた注連縄がまもなく完成です。

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