世界自然遺産登録地・知床
知床を訪ねる旅。釧路空港に降り立ちました。
特別天然記念物の夫婦丹頂鶴像が迎えてくれました。
この像は旧千円札の裏面デザインになった丹頂鶴の求愛のポーズをモチーフに作られています。
近くではフクロウの大きな像が羽ばたいています。
釧路湿原に向かう道、さすが北海道と思われる信号を見つけました 雪の重みに耐えられるよう縦型の信号です。 |
|
エゾムラサキつつじが満開です。 道路の両側に不思議な矢印が並んでいます。 雪が積もったときにここが道路の端だと分かるように表示されているそうです。 こんなに雪が積もるなんてすごい。 |
|||
優しい色の花が咲いています。右側は“ちしま桜”です。お店の方に教えていただいたので間違いなし。
左側の写真2枚は良く似ていますが八重咲きです。花の名前は分かりません。
ここで木彫りのパズルを買いました。プレゼント用に、目の前で名前を彫っていただきました。
摩周湖へ向かう途中でえぞ鹿発見! なんだかとっても嬉しい気分。 山側は5月だというのに残雪が・・・。 |
|
湖の中ほどに丁度黒子のように点とあるのが「なかのしま」というそうです。
草むらには朝露が玉のようになり、湖の周りの桜には花がちらほらと咲いています。 霧の摩周湖と言われるほどに、このようにはっきりと摩周湖が姿を現すのは珍しいことだそうです。 私たちは心がけが良かったのか、なんて言ってる間に早くも霧が掛かってきました。 |
「岸辺の砂を掘ると温泉が出ます」と案内板が・・・ならば掘ってみましょう。
と、頑張ったんですが・・・・崩れてきて中々思うようには。 で、出来上がっている足湯を利用させていただきました。簡単。 |
車窓から赤紫のライラックと縦型信号機、すずらんを見て網走刑務所まで移動。 北海道だな〜と感無量。 赤い塀で囲まれているのが網走刑務所。周囲はまるで公園のようです。 |
通称赤レンガ門といわれる正門前です、中までは見学できないので金網越しに1枚。
前の広場は白樺の林が整然と並んでいます。
(多分白樺、ダケカンバじゃないと思います、よく見分けが付かなくって)
不思議な松ぼっくりも発見。細長くて真っ赤です。まるで花が咲いているような。
次は博物館網走監獄を見学。
依然使われていたものをそのまま移築したり、可能な限り再現されている博物館です。
「北海道開拓の歴史がここにある」と記されています。
北海道が発展していなかった頃、極悪犯、政治犯などの受刑者を
北海道開拓のために労働者として使う事を目的として作られたとのこと。
現在は刑期8年未満の受刑者を収容、創設当時は明治23年から昭和43年まで長期受刑者を収容。
足かせを着けての作業は大変だった事でしょう。
“脱獄王”なんて実名まで出されて、なんともまあ・・・。 どこかで見たようなおじさんの顔でした。とってもリアルで、今にも動き出しそう。 |
マネキンが本当にリアルで、5寸釘の寅吉が脱獄する姿なんてすごい!の一言。
浴場も当時は6〜9月は月5回、他の月は月1回だなんてお風呂が楽しみって事がよく分かります。
でも、ゆっくりお湯に浸るなんて事は出来なかったようです。
1度の入浴時間は看守号令の下、脱衣→入浴→着衣まで15分で完了。入った気がしないよ〜。
凄まじい印象を受けた網走監獄を後にして、暫くは車窓を楽しむことになりました。 地表から湯気が立ち込めています。 |
鹿と馬の放牧を見つけました。のんびりと草を食んでいます。 のどかな風景に癒されます。 |
2005年7月 知床は世界自然遺産に登録されました。
内陸は原生林が広がり、エゾシカやヒグマなど数多くの野生動物が生息しています。
海側は切り立った断崖絶壁です。これを見るのはウトロから出る観光船でクルージングが一番。
但し、1年のうち4ヶ月しか出ていません。今回はアキラメ。
滝の直ぐ傍まで近づけるので迫力満点です。 水しぶきをしっかり浴びてマイナスイオンを吸い込みました。 名産の蕗が育っています。大きいものは人の背丈よりも育つそうです。 お土産に足寄特産のラワン蕗を買いました。 |
|||
「硫黄山」その名の通り硫黄の臭いが、いいえ硫黄のガスが充満しています。
目も喉も痛くなりそうですが、記念撮影だけはしっかりと。ここではアイヌの民族衣装を貸していただきました。
こんなにガスが充満していても、美しい花が咲いていました。
自然をいっぱい!満喫できた旅でした。