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おひなさまめぐりin二見


2月4日 立春とはいえ、今日は強い風が吹き肌寒さを感じさせられました。
恒例となりました“おひなさまめぐりin二見”のオープニングセレモニーがJR二見浦駅前で行われました。



お揃いの衣装にお化粧をして可愛いいでたちで賓日館までパレードです。
まずは二見町の町並みのご紹介から。

きれいに舗装された道路の両側には、立派な旅館が立ち並ぶ中で、古きよき時代の建物も手入れが行き届いています。
昔の建物は細工が見事です。
思わぬところでカエルさんがお出迎えです。

“無事カエル”と見守っていてくれるのでしょう。

足湯のサービスもありました。冷たい風の中、ほっと一息の心遣い。
海は強風のため白波が立ち、保護者に手を引かれた稚児行列のお子さんたちも、いかにも寒そうでしたが、無事ゴールの賓日館へ入場していきました。

賓日館は明治20年伊勢神宮に参拝する賓客の休憩、宿泊施設として建設されました。歴代諸皇族方、各界要人が沢山宿泊されたそうです。

明治44年2月隣接する二見館に払い下げられ、二見館別館として平成11年まで貴人の宿泊所とされてきました。

二見館の休業後平成15年二見町に寄贈され、資料館として開館されました。
16年3月には
三重県の有形文化財に指定されました。

町中の旅館やお土産屋さん、一般の民家もが参加してのお雛様の展示は、すばらしくその心意気に圧倒されます。
ほんの一部ですがお雛様の写真をご覧ください。

二見町太江寺所有 二見町太江寺所有

どのお雛様を拝見してもすばらしいの言葉につきますが、賓日館の内装も素敵でした。
広々とした空間に5台のシャンデリア、能舞台まであります。
皇族専用の部屋として本館に設けられた御殿の間は、最上級の格調の「二重格天井」
繊細な技術を見ることの出来る「長欄間」などじっくりと当時の建築技術をあじわわせていただきました。

ウットリ、優雅なひと時を過ごさせていただいた帰り道では紅梅があでやかに咲いていました。

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