碧南火力発電所見学記戻る



9月23日火力発電所見学の機会を得ました。なんだか小学生に戻ったようでワクワクしながらの参加です。

名港トリトンを始めて通り抜けました。バスの後部席からの写真なのでガラスの色がついてしまっています。
名前の由来はギリシャ神話の海神にちなんだとか。名港東大橋(青色)、名港中央大橋(白色)、名港西大橋(赤色)と連なった三つの橋の総称です。
海面と橋との間は47mもあるそうで、大型船舶も十分に航行できます。



中部電力の碧南火力発電所は石炭火力としては国内最大、世界でも3番目に大きい火力発電所で出力410万KWです。(1〜3号機は各70万KW、4・5号機は各100万KW・・・・・新しいほど性能が良いと言うことですね)

矢作川を背に知多湾に面して建てられている広大な(名古屋ドーム40個分敷地)発電所です。発電の設備はもちろんの事ですが隣接地に設けられた地域共生施設“へきなんたんトピア”1日ゆっくり遊べそうでした。(時間がなかったので急ぎ足で見て回ったのは残念でした)

建物全体に描かれたこの模様は知多湾に浮かぶヨットの帆、後ろの煙突をマストに見立てているそうです。
爽やかなこの水色は碧南の“碧”から緑とも水色ともイメージされるので知多の海の色に合わせたそうです。


4・5号機のタービン建屋(たてや)に入りました。5号機は定期点検中だそうで分解されていました。
この建屋で今動いているのは4号機だけですが、ごう音と共にむっとくる熱さです。
ボイラで作られた超高圧、高温の蒸気がタービンとそれに直結している発電機を毎分3,600回転させ100万KWの電気を起こしています。

左2枚の写真は5号機分解点検中のところです。
奥の4号機は稼動していました。1番左の写真の左下にも作業中の方が見えます。通路のようなところにも5号機の分解した部品が所狭しといっぱい置かれていました。普段は何も置かれていないそうです。
この暑い中でよくきびきびと作業されるものだと感心しました。
見学者の私としてはごう音でマイクを使っての説明も良く聞こえないし、兎に角暑い!、まるでサウナの中にいるようでやっと室外に出られたときはそよ風に感謝しました。
これは稼動中の3号機です↑

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左は4号機の制御装置です。上部のモニターで炉の内部やすべての発電施設を監視しています。

3号機の制御装置です。4号機に比べてカナリ大きな装置ですがコンピューターの進歩と共に4号機の制御装置はコンパクトになっています。。

へきなんたんトピアはヒーリンガーデン、エコパーク、電力館からなっています。発電所の南側に広がる12ヘクタールの地域共生施設です。

ジャブジャブ池で楽しそうに遊ぶ子供達。うらやまし-、とっても暑かったから気持ち良いんだろうなあ・・・。と、横目で見ながら冷たいお茶を買いました。


←芝生広場でボール遊びに興じる子供、のびのびしています。

赤とんぼも羽を休めにやってきました。


お花もいっぱい咲き乱れています。写真はごく一部です。

野鳥が集うエコパーク、つり広場等(普通の海水よりも高めの温水を排出するためプランクトンが発生して魚がたくさん寄ってくるそうです)もっとたくさん見たかったのですが残念ながら時間切れ、帰途につきました。

皆さんも一度ゆっくりと訪れてください。たんトピアは無料では入れます。
そうそう、お土産をいただいて帰りました。石炭火力の“廃棄物”って言うと言葉が悪いですが、クリンアッシュといいます。サラサラの小さい砂状になっています。石炭灰には養分が豊富に含まれているそうです。

腐葉土と鹿沼土、クリンアッシュを混ぜて植物栽培用の土を作ります。中部電力でも混ぜ合わせたものを「花めぐり培養土」というネーミングで販売しているそうですが、今日は純クリンアッシュだけ・・・・・。自分で混合してくださいって事です。軽トラで取りにいらっしゃる方もあるそうです。(無料なので、土の改良にはもってこいですね)
花はとても良い色に咲くそうです。楽しみです。

頑張ってプランターの土を作ろうといただいてきましたが・・・燃えカスといえどもだんだん重くなってきて、帰り道大変でした。

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