さくら巡り

“木曽路は山の中”(藤村の破戒より引用)、
バスが右に左にと大きくハンドルを切るたびに
恵那山、中央アルプス、木曾の御嶽山も右に見えたり左に見えたりと忙しいこと。

春霞の中、富士山も時折見つけることができました。
“あっ、あった!”と歓声です。・・・“あった”は変ですが富士山を見つけては子供のようにはしゃいでいます。
八ヶ岳のホテルで昼食を摂り少し散歩をしました。



森の散策路入り口

おとぎの国の入り口のようです。

黄色い花をいっぱいつけた木を見つけました。
サンシュユのようです。
サンシュユ(山茱萸)は別名ハルコガネバナ、アキサンゴとも呼ばれる中国・朝鮮原産のミズキ科の落葉広葉樹です。樹皮が褐色を帯び、花は早春2〜3月頃に葉に先立って枝一面に黄色の小さな集合花を咲かせます。

又、車中の人となり、いよいよ実相寺境内にある神代(じんだい)さくらとご対面です。
神代さくらは日本3大さくらの名木として知られています。

実相寺山門からは満開の枝垂れさくらが見えます。 ソメイヨシノと枝垂れさくらの競演 山門付近の枝垂れさくら、順番待ちで記念撮影です。



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樹齢1800年以上といわれ、最盛期の根回りは12メートル、枝張り南北に31メートルの巨木だったとか。

とにかく凄いの一言に尽きます。

神代さくらの根回りを見たときは
生命力の強さ、風雪に晒されながらも耐えて
生きながらえてきた様子がありありと窺がえました。

しっかりと大地に根を張って
こんなに立派な花を咲かせています。
薄いピンクの色合いもやさしく美しいです。




境内には沢山のソメイヨシノや枝垂れさくら、ラッパ水仙が植えられ訪れる人々を楽しませてくれます。
南アルプスの天然水を汲みペットボトルに入れている人もいます。

ビデオカメラ、デジカメ、ケイタイとさまざまな方法で記念撮影に夢中になっています。私も1枚。

00この花のボリュウム、お見事。


名産のりんごの形に切り抜いてみました。

実相寺境内の沢山のさくらを拝見して、次は小渕沢町(山梨県北巨摩郡))神田のオオイトザクラを見に出発しました。


南アルプスをバックにオオイトザクラの大木が一本、田園の中で悠然とそびえていました。
残念ながらこの枝垂桜は硬いつぼみのままでした。
満開になったら“さくらと南アルプス”素晴らしい光景になることでしょう。ザンネン、ザンネン。

神田のオオイトザクラは樹齢400年のエドヒガンザクラの変種で、県の天然記念物に指定されています。
幹囲7.5メートル、樹高9メートルの大きさです。
中央線の車内からもよく見えるので時期には車内アナウンスが流れます。

このさくらの木を守るために交通規制がされていて、車は全て迂回しています。駐車場もかなり遠くでした。
お天気がよかったので汗ばんでしまうくらい歩きました。

霞んでいたとはいえ富士山を見ることもできたし、実相寺の神代さくらも見ることができたし
、オオイトザクラはつぼみでもまあ良い旅行だったかな。

本当にきれいでした。

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