27年5月30日 植樹体験

御在所岳で行われる植樹活動に参加する機会を得ました。15組40名の参加者の中に選ばれて本当にラッキーでした。JR名古屋駅銀の鈴へ集合です。

NPO法人中部リサイクル運動市民の会と中部電力の方の誘導でバスに乗り込み、ロープウエイ駐車場に到着。ここで「森林(もり)の風」のスタッフが出迎えてくださいました。風がかなりきついのでロープウエイは間引き運転とのこと。少し緊張がはしります。皆ヘルメットを着用して分散してロープウエイに乗り込みました。

心配したほどには揺れなかったので、ゆっくりと景色を楽しむことができました。大きな鳥のような形をした岩がそびえ立っています。山上公園駅は標高1180mとなっています。

途中、登山者が岩の上で休んでいるのが見えました。爽快感があるのでしょうか?私にはとても恐ろしいように思えます。

各自ドウダンツツジとミズナラの苗木を一本ずつ受け取りました。この苗木は竹の筒の中で育っています。このまま植えれば、やがて竹は朽ちて肥料となり根っこを痛めることもないとのことです。慣れぬ手つきで鶴嘴を振るい20センチほどの穴を掘ります。

ここはかつてカモシカセンターだった場所です。鹿の害を防ぐために苗木にフェンスを張ります。随分と鹿が増え、カモシカが山の下の方へ追いやられているそうです。食べられないですくすくと育ってほしいものです。

山の斜面なので足場の確保につかれました。それほど急こう配でもありませんが、このような場所での作業は初めてです。頂上へ着いた時は寒くて上着を羽織りましたが、作業を終えれば心地よい汗となりました。

植樹を終えた人から順にバードコール作りを教わりました。8年もかかって乾燥させた桜の枝に穴をあけて、いかにも鳥が鳴いているような音を出します。可愛い音、と言うより鳥の鳴き声です。素晴らしいお土産を頂きました。これからは家の中でも小鳥の声が聴けます。

たくさん植えたように見える苗木ですが、離れたところから見るとホンの一画です。森の再生のために大変な作業を続けられているんだと感じました。